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[swiss日記0731] 16日目:ビルバオ

ホテルはこんな感じです。



遠くに看板(P don claudioってかいてあるやつ)が見えますが、入り口は中央の黒い扉です。
そこには何も書いてないんだよ!わかんないって。

まぁ、でもすごく安かった(確か、38ユーロとか)ので文句は言えないけどね。

そこから電車に乗り、またビルバオ駅へ。
この日の夜はバルセロナまで移動なので、その予約をする。
カウンターの女性が感じ悪い。が、いちいち負けていられない。めげずに交渉。一応ちゃんと予約はしてくれたのだけど、クラスが書いてない。touristっていうのがそうなのかな?まぁいいや。

徒歩でグッゲンハイム・ビルバオへ。



いやー、あらためて見ても本当に凄い。
フランク・ゲイリー設計のこの建築、すごく複雑なかたちをしています。
ドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」(途中で寝ちゃったんだけど)で、どんなプロセスであんな形が生まれるのか見せてくれるのですが、最初は本当に試行錯誤で、紙を切ったり貼ったり曲げたり折ったりしながら模型を作っていくんですね。
で、それを後からコンピューターでプログラムしていくっていう。
だからやっていることは彫刻に近いですよね。

内部も複雑です。



従来の箱が並んでいるような美術館と違って、曲線で構成されたいびつな形の空間が、折り重なるように連続的に配置されていて、歩いているだけで楽しい。
作品を見つつ、建築を見上げつつ、っていう楽しみ方。

もちろん、作品もすばらしかった!
この旅でいくつか美術館を巡りましたが、僕はここが一番好きですね。

1階にはリチャード・セラの部屋があって、例の巨大な鉄板のモニュメントが7つぐらい置いてある。中を歩けるのだけれど、あの鉄の質感、静かで威圧的でざらざらと錆び付いた感じ、が心地よい。これがもし倒れたらぺちゃんこだなーなどと思うと恐怖ですが、それも作品のうちでしょう。

特設展は蔡國強(ツァイ・グオチャン)の回顧展「I want to believe」。花火を使ったアートで有名な(あの北京オリンピックの足跡もそうね)方ですが、いきなり3階吹き抜けのエントランスホールに自動車を7台吊るし、そこから爆発のようにLEDを動かす作品で度肝を抜く。ああ、花火だけじゃないんですね。すんません。
他のも結構おもしろい。「足跡」のドローイングが巨大で、これまたすごい。

これで結構見れますね。




あと印象に残ったのはヴィデオ作品。

Douglas gordonとPhilippe Parreno(今気づいたけど、ポンピドゥーで見た汽車の映像の人ですね!)による、「Zidane, a 21st century portrait 」。
レアル・マドリード時代のジダンのとある試合を開始からタイムアップまでジダンのみカメラで追いかける、という作品。
ここで観られますね。よかったらどうぞ。音楽はモグワイです。)

スーパースターといえども、ボールを持っていない時間帯の方が圧倒的に多いわけで、その間のジダンのなんと孤独なことか。

Slater Bradley 「Doppelganger Trilogy」
3つのスクリーンにそれぞれ、イアン・カーティス、カート・コベイン、マイケル・ジャクソンの映像を大音量で展示。マイケルが死んだばかりだからねー、踊るマイケルの姿見たらグッと来てしまった。
なんて思ってたんだけど、タイトルが示唆するように、これらはアーティストによるパフォーマンスだった!って、今知った。笑
なるほどー。

--

たっぷりと堪能した後、駅に戻りバルセロナに移動。
touristクラスはどうも2nd classっぽくて、満席。
子供は騒いでお菓子ばらまくし、前のギャル二人は大声でずっと話してるし、隣席の男は挙動不審な上臭うし、後ろの席では席についてるトレーをがしがしいじってるし、と、もーーーう最悪!

これを約6時間耐える。
とにかく寝ることに。

フラフラになりつつ、夜11時ぐらいにバルセロナ着。
おおーついに来たぞー!とテンションも復活。
地下鉄を乗り継いでホテルを目指す。

ビルバオでの経験を踏まえて、最寄りの駅の名前と、簡単な地図を書いておいた。のだけど、またしても見つからない。あれ、ここじゃないの?っていう所に、ない。

もの凄くあせる。バルセロナはそんなに治安も良くないって言うし。

そしたら、たまたまそこにお巡りさん二人登場!
ここぞとばかりにホテルの住所を見せると、あーー(残念そうな顔)ここじゃないよ?と言われる。ここからちょっと離れてるんだよね、といいつつ地図を広げて場所を教えてくれる。親切。

ホテルまでなんとかたどり着く。
この旅初の3つ星ホテル。まともなロビー、まともなフロント(英語がちゃんと通じる)。
ほっとして部屋に入ると、そこには書くのもおぞましい、例の茶色いアレ(gkbl)がお出迎え。

おまえかよ!と突っ込みつつ、フロントに言って部屋変えてもらいました・・。
そしたらなんかダブルだった。まぁ関係ないけど。


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[swiss日記0730] 15日目:ビルバオ移動日

朝早く起きて、パリ・モンマルトル駅へ急ぐ。

この日はとにかく移動。
まずはまたTGVへ。
しかし、今回は1stクラスの予約がとれた(ユーレイルパスは1stに乗れるんです)ので、ゆったりと。



しかも電源が使える。
ブログの書いていない分を書いたりする。
(あ、ここまでの書いていない分は全て書いてあるので、よかったらチェックして下さい。)

何度か乗り換えて、ようやくスペイン国境のirunという駅へ。
荷物チェック、パスポートチェックがある。
スペインはETAっていうテロ組織が活発で、結構こういうとこが厳重なんですね。
(あとで知ったんだけど、ちょうどこの辺りの時期に爆弾テロがあって、警察官2名が亡くなったんだそうです。スペインの新聞の一面はみんなそのニュースでした。)

スペイン国鉄renfeの誇る高速鉄道、alvia。



スペインからはこれで移動です。
スペインはレールの幅が少し広いみたいで、車内もものすごく広い。
また1stでゆったり座る。

そしたら、何かお飲みになりますか?なんて飛行機の乗務員みたいに聞きにきてくれる。



ワインなんか飲んじゃったりして。(あと、やはり電源がありました。)

なんか、飛行機みたいだなー。そのうち機内食でも出るんじゃないか、なんて思ってたら、



出た!笑
たいしたものではないけど、とても嬉しい。

ビールも頼んだんだけど、



「魔法」?笑
確かにマジカルなうまさでしたが。

で、また乗り継いで、夜の22時ぐらいにようやくビルバオ着。

駅のインフォメーションで周辺地図をもらい、あらかじめ調べておいたホテルの場所を探すが、全く見つからない。
もう一回インフォメーションに行って、このホテル知りませんか?と聞いてみるも、なんか機嫌悪くて、知らない!TAXI!って言われる。オーケイ。わかりましたよっと。

一応駅を出て周辺を少し歩いてみるが、まったくそれらしき通りがみつからない。

あまり夜遅くに1人で歩くのも不安で、しかたなくタクシーをつかまえる。

とりあえず、タクシーの運転手に「このホテル知ってる?」と聞くが、英語が全然通じない!
僕の問いに何事かスペイン語でまくしたてられる。
でもとりあえず、行ってもらう。
すごい遠くて、めちゃお金かかったらどうしよう??ととても心細くなるが、15分ほどで到着。10ユーロ程度ですみました。

で、またこれが寂れた感じの所にあって、しかもホテルの看板は見えるが、入り口がまったくわからない!それらしき所はドアに鍵がかかっている。

えー!このまま入れなかったらどうしよう??と凄く不安に。

たまたまそこを通りかかった女性に、すみません!このホテル(看板を指差しつつ)に入りたいんですけど!と言ってみたら、やはり英語はあまり通じていない様子だったのですが、ジェスチャーでここよ、と自分が今入ろうとしているとこをを指差している。

その女性は、ラッキーなことに、宿泊客だった。

しかもフロントまで案内してもらい、フロントの男性をよんでくれる。
なんとか事無きを得る。

部屋に入り、このまま寝るのもなんだなーと思い、夜のグッゲンハイム・ビルバオに行ってみることに。



おおおおおお。
この時は超テンション上がりました。

その後またタクシーで帰る。

[swiss日記0729] 14日目:パリ その2

この日の夜行に乗ってビルバオに行こうと計画していたので、まず午前中に駅へ向かう。

チケットカウンターにて、ちょっとぽっちゃりとしオタクっぽい風貌の青年に調べてもらうが、満席。
ユーレイルパス保持者向けの席の数は制限されてしまっているのですね。
どうしようかなー・・・と考えていると、ちょっとパス見せて下さい、と言われる。
取り出して見せると、日本人ですか?と聞かれ、そうだ、と答えると、

「日本語なら話せます。笑」

と日本語で言われた!
なんでもお母さんが日本人なんだそうです。それにしてもびっくりした。

おかげでその後は日本語でやりとりができて、結局次の日の日中に移動することに。
一日移動で潰れてしまうが、しかたない。
やはり計画通りにはなかなかいかない。

--

パリで僕的にはメインイベント、ポンピドゥー・センターへ。



おーこれこれ。
むき出しのパイプ群がカッコいいです。

この中はこんな感じ。



さすがに展示も充実してました。
足が棒になる。



delphine reistさんのヴィデオ作品。
順番に蛍光灯が床に落ちてガチャンとくだけ散る、だけなのですが、つまり徐々に暗くなっていくんですね。最後のやつが落ちたら真っ暗になるなーと想像していたのですが、実際、最後の一本がはずれた瞬間に暗闇が訪れ、最後ガチャンという音だけが残る、というなんか印象的な作品でした。

あとびっくりしたのが、



デュシャンの泉!
ここにあったのかー。(後で調べたら、オリジナルはすでになく、複製品が多数あるのだそうです。また、ポンピドゥーの「泉」は一度破壊されている(この記事参照。面白いですねー))

芸術の枠組みを広げた、と言われるこの作品。
実物は本当にただの便器ですね。

特設展でやっていたPhilippe Parrenoさんの作品。
広大な展示空間にぽつんぽつんと4つぐらいしか作品がないのだけど、中央に巨大なスクリーンが。でも何も映っていない。
しばらくしたら、全てのカーテンがういーんと下がって照明が落ちる。
これも作品のうち?なんて思ってたら、おもむろに大音量とともに汽車の映像が流れる。



線路沿いに何人か立ってる人がいるのですが、全く動かない。
スローモーションで通り過ぎる汽車。
唐突に挿入される、老夫婦が湖畔でお茶を飲む静かな映像。
また汽車に戻った時、彼らが座っていたテーブルには誰もいなくて、その横を通り過ぎていく。
そんな感じで、汽車のシークエンスと静かな(とても静かで平穏な)シークエンスが交互に展開。

死者がたどる、死後の世界への旅のような。いろんな人、いろんな風景に囲まれている。
すごく印象深かった。2回見ちゃった。

--

ショップにて。日本語ガイドが売っていたのですが、



ポソピドゥー・セソター!!!笑

どうやったらこうなるんだろう?
わざととしか思えないんだけど・・・。

--

ポソピドゥーを後にして、次に向かったのは、



来ました。ルーブルです。

もうパリ最大の観光スポットと言ってもいいかもしれない。ものすごい人出。
(今はヴァケーションのシーズンで、ヨーロッパ各国から旅行客が訪れているんですね。それ以外の国からももちろん。たまに日本語が聞こえてきます。)

中はとにかく広大。ものすごい規模。
ただ、すごいんだけど、あんまり興味が持てなくてざっと見る。
でもやっぱモナ・リザは見ておこう、とミーハーな気持ちで向かうと、その前の廊下にダ・ヴィンチの作品が数点展示してあって、どれも素晴らしい。なんでだろうね?なんか深みがあるんだよね。奥行きというか。
で、ついにご対面・・・・でしたが、それはそれは沢山の人達がモナ・リザ部屋に溢れかえっている。しかもフラッシュばんばん焚いて記念撮影してる。しかも凄くうるさい。
なんだかなー・・・・とイヤな気分に。
なので僕はじっくりと正面で見た後、写真を撮らずにルーブルを出ました。

時間が余ったので、ケ・ブランリー美術館へ。




これもジャン・ヌーヴェル。
紫とかオレンジとかの外観。中のスロープはNYのグッゲンハイムみたいですね。
でもかっこいい。

内容は美術館というより博物館。世界各地の発掘品とか民族衣装とかの展示。それはそんなに面白くないんだけど、各地の音楽が聴けるようになっていて、それはとても面白かった。

この日はそのままホテルへ。
明日の移動に備え、食料を買いに行き、早めに就寝。

[swiss日記0728] 13日目:パリ その1

昨日は夜に着いたので、観光は今日からです。
まずは、アラブ世界研究所へ。

見てよこれ。



同じユニットがずらっと並んでいます。これらは自動で動いて光量を調整するらしい。
この建築はジャン・ヌーベルによるものです。さすが。

中はアラブ系の品々。まぁ、そんなに面白くはないです。

天気がいいので、しばらくパリの街を歩く。
おーしゃんぜりーぜー!(シャンゼリゼじゃないんだけど。笑)



で、オルセー美術館へ。

昔の駅舎をそのまま利用してるとあって、天井が高い!



ゴッホ。
ゴッホの作品が10点ぐらいあったのですが、どれもこれも素晴らしかったです。



定番。凱旋門。



定番もう一丁。エッフェル塔。



このあと、エッフェル塔を階段で登る。
二日連続で塔の階段をあがってるなー・・。

展望フロアで日が暮れるのをしばらく待機。



美しい。

日没後、エッフェル塔はライトアップされます。
たくさんのフラッシュが光るのが有名です。

ちょうど展望フロアにいるときに始まりました。



ラッキーでしたね。

[swiss日記0727] 12日目:ベルン、パリ



今日からチューリッヒを離れ、少しヨーロッパをまわる予定です。
とはいっても一週間なので、どうしようかなぁ・・・。


とりあえず今日はスイスの首都、ベルンへ。
ここは街全体が世界遺産というすごい所です。

大聖堂。



修復中。なんか直しているっていうのに遭遇することが多い気が。
1421年に着工し、約450年かかって完成したらしいです。

入場無料なんですが、4フラン払うと塔の中に登れます。

で、払って登ったんですが、これがきつい!
石造りのせまーい螺旋階段がえんえんと続きます。気持ち悪くなる。
なかなかつかない(300段!)のをこらえて登りきると、そこからはベルンの街が一望できます。



うわー、気持ち良いなー、なんて思ってると、



さらに階段が!
せっかくなので登る。こちらは100段程度。
少しだけ眺望がひらけたバルコニーに出る。

その後は下ったのですが、途中横に入って鐘を見学できる所なんかもあって、ちょっとしたミステリーツアーのようで楽しかったです。足パンパンだけど。

さらに歩いてクマ園へ。
ベルン、っていうのはクマのことで、ベルンはクマと関係が深いのです。

しかし、行ってみると、



いかにもな小さい穴があるのですが、いない。
暑いので日陰の見えない所にいるのかな?と思ったのですが、まったく気配もない。
キオスクのおばちゃんに聞いてみたら、今は新しい施設を作っているのでいないのよー、だって。残念。広くて自然っぽい環境に移されるらしい。よかったね、クマさん達。

ベルンの駅に戻り、そこからさらに二駅ほどのBern Brunnelに行き、westsideといショッピングモールへ。



ここはダニエル・リベスキンドの設計です。
ホテルも映画館もプールもあるらしい。ショップはあんまり入っていないけど(お客さんも!)。

こんな感じです。かっこいい。



その後TGVに乗るためにneuchatelという駅に向かったんですが、途中の駅で随分待たされる。
気にしてなかったんだけど、動き出したら今来た方向に戻ってるじゃないですか!
でも、他の乗客は気にしてないようだ。
つまり、これは車両が切り離されて別方向に進んでいるのでは?と推測。
次の停車駅を車内の路線図で確認。もう全然違う方向に向かっている。
TGVは完全予約制で、予約にお金もかかったのであせる。

次の駅で降りる。
しかし、田舎の駅なので、なかなか電車がこない。
しょうがないので、TGVで食べようと思って買っておいたパンを食べる。

その後、さらに違う電車に乗ったりしつつ、なんとか元の駅まで戻る。
一時間早く行動しててよかった!間に合った。

で、TGV。
フランスの高速鉄道です。



でもなんかそんなに速くない気が?

さらに約4時間の旅。
つきました。



パリリヨン駅です。
やっとパリに来たよー!
妻(パリに3度行っている)から、パリはいいよー?と散々聞かされていたのですが、ようやく来れました。

そこから地下鉄にのってパリ東駅へ。
さらに歩いて今いるホテルへ。さすがに疲れたなー・・。

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