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[swiss日記0807] 23日目:チューリッヒ(シュタットサマー)

ついに帰国前日。
ライブ二本目は「stadtsommer」。
なんとチューリッヒ市主催。



毎日1アーティスト、場所もそれぞれいろいろ。
1時間強のワンマンライブです。

僕らはヘルシンキというクラブの外で。
ステージがついてるトレーラー(ってあるじゃないですか?)でライブ。



リハ中、スモークの直撃を受けるマルセロ。



tim and puma mimiのお二人。



昨日のハンバーグの時とはうってかわって真剣なDJ Beni。

相変わらず長尺なサウンドチェックをこなし、スタートまでしばらく時間をつぶす。
たぶんチューリッヒ市の人だと思うんだけど、おばさんが「あなた日本人?」と聞くので、そうです、と答えると、

「オートモを知ってる?」オートモ?
「日本人のギタリストなんだけど。」ん、オートモってひょっとして大友さん??yoshihide otomoのこと?
「そうそう!何度もチューリッヒに来てるのよ。」へぇーーーー。やっぱすごいなーーー。でも結構ラウドじゃなかったですか?
「ちょっとね。笑」

日本よりずっと有名っぽいです。さすが。

--

それにしても、この夏フェス(と言ってもいいと思います)、市が主催かー。いいなー。
timさんもどっかのアート奨学金みたいなのもらってるし。
自治体が文化をサポートする、っていうのが当たり前のようにあるんですね。

日本は、ほっとんどないものねー。
「国立メディア芸術総合センター」の計画が「税金の無駄使い」ということで消えそうですよね。
漫画やアニメは既に日本を代表する「クール」な文化になってるっていうのに。

まぁでも、確かに、そういうのにお金が回るのは余裕のある時だけで、今みたいに逼迫してるときには難しいか・・・。

--

日も暮れた頃、まずDJ timeのスタート。
beniだけステージにあがり、次々プレイ。徐々に集まってくる人々。

ライブ開始。
ステージ上からみてもかなりの人。

こんなにいたみたい。



1000人以上。
当然盛り上がる。

途中の「とおりゃんせ」がグッチャグチャに(笑)なった以外は、結構全体的に良かったのではないかと。トリプルアンコールまでもらう。

終了後は会場の人にビールをおごってもらい、しばし歓談。

お客さんも会場に残ってビール飲んだりしゃべったりしてる。


人がまばらになってから、一人階段に座り、夜空を見上げてみる。
あーもう明日日本に帰るのかー、と思うと、まだ帰りたくないなー、という思いと、早く帰ってラーメン食べたい、という思いが交錯する。

そのままそこで寝てしまう。

後でmimiさんに起こされました。
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[swiss日記0806] 22日目:バーゼル、チューリッヒ

ライブ前、最後の観光。
バーゼルは以前、サッカーの中田(ヒデじゃないよ)がチームに所属してましたよね。
それで名前は知っていたのですが、どんな街かと言うと、これが結構モダンな感じ。
有名建築家の設計した建物が点在している。

マリオ・ボッタとかね。



横目に見つつ、最初の目的地へ。



バーゼル市立美術館
ここでゴッホの風景画展をやっていたので是非来たかったのです。

館内の案内によると二階でやっているらしい。
そこでは、ゴッホと同時代の有名画家が紹介されていて、彼らの風景画が沢山おいてある。
同じ風景画でも人によってテイストの違いがあって、なかなか興味深い。
合間にポツリとゴッホのものも置いてある。

・・・ゴッホ、これだけ?

しばらく見て回ったものの、ゴッホは数点しかなくて、あとはみんな違う人のだった。

あ、ひょっとして「ゴッホの仲間達展」みたいなのだったのかも!
と思うが、いやいやそんなはずは・・・、と思い階段まで戻ると、どうも三階に続いているらしい。

階段を上がると・・・。ありました。本編がしっかり始まってます。
沢山の人で賑わっています。

ゴッホが住んだ街を時系列に追いながらその変遷を見るという趣旨。

初期の風景画はこれといって特徴がない(言われれば、あー確かにちょっとゴッホっぽい?っていうレベル)のですが、これが少しずつ変化していく。

まず奥行きがなくなって平面的になり、パースがおかしくなり、色彩がおかしくなり、最後には画面全体がうねってくる。

確かに全部風景画なんだけど、そこに書かれているのは心の風景、なんでしょうね。
最後の方は鬼気迫る感じで、なんだか得体の知れない何かが渦を巻いている感じ。
質量ともに圧倒され、へとへとになって美術館を出る。
観て良かった。高かったけど・・・。

その後バスに乗って、シャウラガーへ。



でかくて収まらない。
これはハーツォーク & デュ・ミューロン(ヘルツォーク&ド・ムーロン)。

美術館だけど、美術館にあらず、というここの秘密はいったい。

やっていた展示がおかしくて、「バーゼル美術館でゴッホ展をやっている間、代わりに外された絵画を一同に集め、自分達のコレクションとともに、あるテーマに沿って並べ替えたもの」でした。

すごく伝統的な絵画の横に、いかにも現代アートなインスタレーションがあったり。
組み合わせが面白い。
チューリッヒで観たKatharina Fritschさんのネズミのやつが強烈。

内観は撮影禁止で撮れなかったので、妻のために内観のわかるポストカードセットを購入。

チューリッヒに戻った後、さらにkunsthalle zurichへ。
おとといチェックしてたPhilippe Parrenoさんのやつ。

エントランスに「the boy from mars」と書いたネオン。
なんのこっちゃ?と思いつつ中へ。
部屋が縦に5-6室あり、その中に1-2点の作品。



こんな感じ。
天井の風船はポンピドゥーにもあったんだけど、あれより気持ち悪い。

最後の部屋まで行くと、そこにはやはりスクリーンが。
これがまた独特の時間感覚を持った、不思議な映像で、妙に叙情的だった。
で、これのタイトルが「the boy from mars」だったんですね。なるほど。

家に戻るとDJのBeniが夕飯を作ってくれると言う。
彼は実は本業がコックさんなんですね。
本場ハンブルグのハンバーグ(!)を作ってくれました。



パン粉とかは使わず、ハーブやスパイスはたっぷり。
フライパンにかなり大量の油を入れ、半ば揚げ焼きのような形で煮込む。
それをトマトソースで頂くのですが、かなりずっしりとしていて食べごたえがあった。
もちろん、超うまかったですよ。

[swiss日記0805] 21日目:チューリッヒ

この日は全体練習。

今回のライブにはDJが入るのですが、その彼がハンブルグからやってくる。
tim & puma mimi、僕、ドラムのマルセロ、DJ beni、というメンツ。
一時間以上あるセットなので、いろいろと練習。

途中、みんなの休憩がてら「とおりゃんせ」を僕とmimiさんの二人でやることになっており、それも練習。これはtimさんが京都に行った時、交差点で流れていて、なんて暗い曲なんだ!と思ったのがきっかけらしい。確かに暗いよね。

[swiss日記0804] 20日目:チューリッヒ

いろいろな土地に行ったけども、肝心のチューリッヒ観光がまだ。

というわけで、この日は一日チューリッヒ観光。
timさんの自転車を借りて市内を巡る。



いい天気。気持ちよい。
結構栄えている駅前の通りを抜けて、近くの教会を二軒まわる。
シャガールのステンドグラスがあって!それはとても良かった。
ヨーロッパの僕が行った街はどこも必ず教会があって、いずれも立派で美しかったです。

自転車で湖沿いを南に下り、コルビュジェセンターへ。



外見だけでしたが、可愛らしかったです。
モデュロールの人型がおいてあったり。



こんな感じで、tim & puma mimiが週末に出演するチューリッヒ市のフェスのポスターが至る所に貼ってあります。イラストが可愛い。

その後チューリッヒ美術館へ。

ヨーロッパの美術館を沢山まわってつくづく思うのは、当然だけど歴史あるコレクションが膨大にあるということです。美術史っていうのはヨーロッパから始まっているのだ、ということを再認識。

この美術館も昔のコレクションが充実。
特にスイス人アーティストの作品をしっかり集めている。
ジャコメッティとかね。もちろん知らない人もたくさん。

近代、現代のものも結構あって、見応えがある。
特設展でやっていたKatharina Fritschさんのがかなり面白かった。



一色で塗りつぶされたオブジェとか、同じものを散々並べたりだとか、結構ミニマルな感じ。

こんな感じ

外に出ると見覚えのある絵が。



あ、ポンピドゥーで観た人だ!
近くでやっているらしい。またべつの日に見に行くことに。

この日の夕方もちょっと練習。
いよいよ本番も近い。

[swiss日記0803] 19日目:チューリッヒ

あああ、また空いてしまった。
頑張って書きます。

ヨーロッパ(っていうかフランス+スペイン)一人旅からチューリッヒに帰ってきたところからです。

--

朝6:30ぐらいに家についてしまう。

まだティムさんもプーマミミさんも寝ている時間帯なので、起こすのも忍びなく。
少し時間つぶしてから帰ろうかとも思うが、体が限界。
ドアベル鳴らしてミミさんに降りてきてもらう。すみません・・。

その後、シャワーを借り、部屋に戻り、ふとんに横になると、泥のように寝てしまう。

--

お昼過ぎに起床。

先に起きていた二人におみやげを渡す。
ガウディTシャツとガウディピアス。

ひとしきりガウディがいかに凄かったか話す。

ところで、週末はもうライブだ。

というわけで、この日の午後はちょっとだけ練習することに。

--

今回はティムさんの借りているスタジオで。



ここも何人かでシェアしているらしい。

これがとある工場の地下の一角にあるんですが、



わかりますか?
山積みになった「トラックの使用済み幌」です。

そうここは、なんとフライターグの工場!

独特のケミカル臭に若干めまいを覚えるが、なかなかお目にかかれない光景に、プチ「工場見学」気分。

--

■スイス豆知識 ふたたび

永世中立国らしいエピソード。

スイスは「核シェルター」の普及率が人口比100%を超えているそうです。
昔は各家庭に設置するよう義務づけられていたらしいです。
(現在も公共施設なんかには必ずあるらしい・・)

あと、新しく住民になる人には、核に汚染されたら飲んで下さい、といって薬(中和剤)が渡されるそうです。

「永世中立国」というと、平和の象徴みたいなイメージですが、それを維持するには強力な兵力やこういったシェルター施設なんかが必要なのかと思うと、なんだかやるせないですね。

今思えば、ティムさんスタジオも、マルセロのスタジオも頑丈な扉のある「地下室」だったなぁ。あれやっぱシェルターなのかなぁ。
文化的に有効利用されるなら、まぁいいか?
全ての武器を楽器に」じゃないけど、「全ての核シェルターをスタジオに」ですね。

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