ちょっとさかのぼって成田。
預ける荷物は20kgの制限があって、でも家でスーツケース持ったら「持てるんだったら20は大丈夫でしょう。」と妻も言っていたので安心してたら、チェックインの時にふと思う。
あれ、ギターの重さ計算にいれてないよね?
去年の悲しい経験をふまえ、今年はちゃんとハードケースで持っていったのですが、これって結構重いんです。
おそるおそるスーツケースとギターをはかりに載せると・・・
30.6kg!!!!!
なんと10kgオーバー。
とてもあせる。
「5kgオーバーまではこちらでサービスさせて頂くのですが、それ以上は・・・。」とカウンターの女性に言われる。
ちなにみいくらかかるんですか?と聞くと、ちょっと言いずらそうに、
「55,000円です・・。」
ごまんごせん!
そんなアホな!飛行機代と同じになっちゃうよ!
ここで判断しないといけない。
ギターを除いてスーツケースだけはかると約22kg(それでもオーバーしてるんですが)。
するとギターが8kgで、じゃあスーツケースから荷物をよけるとしたら何キロだせばいいのか????混乱して簡単な計算ができない。ギターを宅配で家に送り返す、という選択肢がちらつく。ギターは一応スイスで一本用意してもらっているんです。しかし、ちゃんと自分の(本当は妻のですが)ギターを持っていきたい。うーーん。
と黙り込んで考えてしまっているところに、上司らしき女性が来て、
「こちら(ギターのこと)は手荷物で持ち込んでくださって結構です。ただ、搭乗員に大丈夫かどうか確認させます。それで持ち込めないとなった場合は申し訳ないのですがお預けになってください。チャージはかかりません。」と言われる。
なんか、ギターは機内に持ち込めることになり、結果オーライ?
でもトランジットの時は持ち込めるかわからない、とも言われ、いまのやり取りを英語でやんないといけないのかなぁ?と考えるとちょっと憂鬱なるが、去年のバルセロナとかの経験を思い出し、ここは強くならないといけない、と思い直す。
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成田から直接ドーハに行くのではなくて、一度関空に立ち寄りそこでまたお客さんを乗せてました。一時間ぐらい待ってからドーハへ。たぶんトータル14時間ぐらい。ほとんど寝る。
ドーハに着いたのは朝4時ぐらい。トランジットは3時間ぐらい。
自分の乗るチューリッヒ行きはチケットにゲート番号が書いてないので、しばらく電光掲示版を観ていたのですが、それまでに出発する飛行機が結構多いようで、チューリッヒ行きはまだ見えない。
しかたないので本を読みつつロビーで待つ。
ブブゼラを持ったおそらく南ア帰りの人なんかも見かける。
出発まで一時間半ぐらいになっても、まだ掲示に出てこない。
ちょっと不安になる。
もう乗り込んでたらどうしよう?なんて思い、もう直接ゲート間を歩いて探すことにする。
そんなに大きい空港ではないので、しばらく歩くと無事チューリッヒ行きが見つかる。ステータスを確認すると・・・・
「go to gate」
あいてる!
あぶね!もう開いてるよ!
急いでゲートに向かうが、本当にたった今開いたみたいだった。ちょっとあせったが無事に搭乗。ギターも何も言われなかった。
そこからさらに六時間ぐらい。機内では「1Q84」のBOOK3を読む。最近ずーっっっと忙しくて読めてなかったのです。やっと読めた。ちょこっと出てくるチューリッヒのとある場所に行こうと心に決める。チューリッヒ空港にまさにランディングするときに読み終わる。
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今年も世話になるtimさん達と再会。しばらく休んでからちょっと散歩がてら夕飯に。
野外でバーベキューみたいにして焼いてくれるソーセージ。とビール。
ワールドカップの話などする。スイスはスペインに勝ったからね。
噴水で遊ぶ子供。なんとも平和な風景。
川沿いを歩く。
文字通り「アート」なグラフィティ。
ピカソとかロスコとか。面白い。
その後川沿いでもう一杯。
いいですか皆さん、これがスイスの夏、夜九時の過ごし方です。
こんな感じで日が暮れるまではのんびりするらしい。
ちなみに暮れるのは22時ぐらいからで、夏はライブハウスとか人が入らないのでやらなかったりするそうです。
時差調整のため、日が暮れるまでがんばって起きる。その後はぱったりと就寝。