行く先々にペットショップがあると、寄らずにはいられません。
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昨日、横浜のみなとみらいホールにて「サイレントシネマ+パイプオルガン」というイベントを観てきました。最近一緒に活動してる
りつを君と一緒です。
これはサイレント映画に即興で音楽をつける、というものです。
もともと音が入ってないですからね。
みなとみらいホールには「ルーシー」という立派なパイプオルガンがあり、ピーター・クラジンスキーさんという方が演奏されていました。
映画はまず、小津安二郎の「大学は出たけれど」という短編。
もう80年も前の作品です!
とはいえ、内容は昨今の不況に照らし合わせたような、なかなか就職できない青年の話。
短いけれどよくまとまっていて、ところどころ笑えるとこなんかもあります。
また、映像がもう消えかかっているというか、かなりぼやっとしているのですが、それがかえって良かった。
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二本目「肉体と悪魔」。これまた80年ぐらい前のサイレント作品。こちらは約一時間半。
内容がおっかなくてねー。
あ、いや、ホラーとかそういうんじゃないですよ。
主演の女優が「悪魔」的で。笑
夫がいるのに浮気、決闘で夫が負けて未亡人。浮気相手がその罪で5年飛ばされている間に、彼の親友と結婚。
そんな彼女の行く末は・・・。
女優さんはグレタ・ガルボというのですが、ご存知ですか?
松任谷由実が作家活動するときのペンネーム「呉田軽穂」というのは、彼女からとったんですね。
それを立くんに教えてあげたら、「それが今日一番びっくりした!」と言ってました。
映画として結構面白かったです。いいもの観た。
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で、もう一方の主役、即興演奏のオルガンですが、ちゃんとその場の雰囲気や、人物の心情を反映した音楽ですごく自然だったため、映画観てると音聴くの忘れちゃうんですよね。でもそうなるのが正解なんでしょうね。
即興だからといって、アヴァンギャルドな感じではなく、きっちり楽曲を聴かせてました。
相当勉強してないとできない芸当です。
立くんもやりなよ!とけしかけておきました。笑