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unknown pleasures



所用で品川へ。
終了後、ついでに原美術館へ。
途中にある「麺達七人衆」の「初代けいすけ」で黒味噌ラーメン。

うーん。悪くないんですけどね。
スープがすごくどろっとしている。あとなんか麺がちょっとのびてた。
博士」の衝撃以来、らーめんってどこで食べても美味しくない。

--

「アンノウン・プレジャー」ジム・ランビー展、でした。

床にビニールテープを貼る、あの人です。
十和田にもあるし、今森美術館でやってるのにも参加してますね。
お客さんも結構入ってたし、人気あるんですねー。

でもあんまり面白くなかったかなー・・・。
1、2階のフロア全てが同じ白黒のパターンで占められていて、確かに異化作用みたいなものは感じるのだけど、ちょっと飽きる。あと、どうしてもチープな感じは拭えないですね・・。
身近なものを使用して、それらを解体/構築してあらたなヴィジョンを示す、っていうことだと思うんですけど、なんというか、軽い、かな?(逆に言うと、ポップだ、ということになって、それはそれでアリだとは思いますが)

ただ、全部のタイトルが音楽に関連してる、っていうのは個人的に楽しかったです。

「unknown pleasures」というのはjoy divisionというイギリスのバンドが79年に発表したアルバムからとられている、のだと思います。
昨年映画になったりしましたね。

こんなバンドです。



かっこいい!
ひやっとしてますね。
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瞑想する絵画



川村記念美術館に行きました。

桜だけでなくいろんな花が咲き乱れていて、とても美しいです。
美術館に来る人より、散策(周辺に大きな散策路があるんです)に来てる人の方が多そうだった。

--

ここに来るのは4度目かな?結構来てますが、改装してから来るのは初でした。

建物は一部増築、一部改造した以外、外見的には変化無し。
ただサインが新しくなってて、結構いいですね。この方のデザインです。

増築分の「ニューマンルーム」が良かったなー!

階段を上がると徐々に光が射してきて、入り口から真っ赤な絵が見え始め、室内に足を踏み入れると、絵画の圧倒的な存在感と、大きな窓にから差し込むブルーの対比が美しい。
しばらく座ってました。

地中美術館のモネの部屋を思い出しました。

--

今回の目的はなんつっても「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」を観ることでした。

マーク・ロスコと言えば、最近もの凄い高額で絵が売れて話題になった、あの人です。

もともとここには「ロスコルーム」(やはり増築の際にリニューアル)があったのですが、それとロンドンのテート(このサイトで作品が結構観れます)から借りてきたものなどを一同に会して、一つの部屋で囲むように展示するというもの。

これも素晴らしかったなー・・・。

確かに瞑想したくなる雰囲気。なんか絵から出てきてるんですよね。なんかが。

別の一角では今まで観たことない、真っ黒なロスコが4-5点あり、これも凄く良かった。
いやぁ、僕が億万長者なら一点欲しいですよ!(億万長者の方からのプレゼントも歓迎です)

0と1の間の無限



これは六本木ミッドタウンでの「SAKURA STORY」。

このライトアップはグエナエル・ニコラさんによるもの。ちなみに以前紹介したLEXUS MUSEUMも彼のデザインでした。

ライトアップはうまくいってない印象。うーん。

--

池田亮司展 +/-[the infinite between 0 and 1]

@東京都現代美術館


1Fがブラックキューブ、B2Fがホワイトキューブ。展示品の配置や空間構成も含めてシンメトリー。今回のテーマによく合ってる。どちらもディテールまでしっかり行き届いているので、音と光と相まって、非日常感がすごい。SFみたい。ほら、あのマトリックスの武器がバーンって並ぶとこみたいな。


1F

ここで投影されている映像は、「フラッシュが使用されているのでご注意」的な注意書きがありましたが、実際に「ピカチュウ効果」が凄くてちょっとクラクラする。タイトルとか何も記述がないので、内容/意味を読み取ろうとじっくり見ると、どうも遺伝子配列が関係していそう(C,T,A,Gの組み合わせが見えたりGENEがどうこうって書いてあったり)なのだけど、そんなこちらの意図をあざ笑うかのように高速で切り替わっていく。


B2F

床までフェルトで真っ白。靴を脱いであがるのだけど、渡される袋も真っ白。

入ってすぐ、なにかウーーンといううなりが聞こえる。エスカレーターのノイズ?と思いつつ進むと、それの正体が。超でかいスピーカー5発からサイン波(たぶん)を出している。勇気を出してその間を歩くと、場所によって干渉の具合が変わって、聞こえ方が変化する。かなり面白い、が、かなり危険。平衡感覚を失いそうになり退散。


会場を出たときにはぐったりしてました。
圧倒されてしまいました。

hiroshimaを想う

Chim↑Pom展『広島!

vacant

広島の原爆ドーム上空に、小型飛行機で「ピカッ」という文字を描き、大問題→謝罪会見→展覧会中止、に追い込まれたチン↑ポムさん達の、その時展示予定だった作品2点を見てきました。

(騒動についてはいろんな所に書いてありますので、興味のある方は調べてみて下さい。)

--

例の新聞に載った写真を初めて見た時、僕がまず感じたのは嫌悪感でした。
こいつら、ふざけんな、と。
やっていいことと悪いことがあるだろう!と当たり前のことを思いました。

それと同時に、どうしようもなく彼らに興味が湧きました。
僕は彼らの作品を見たことがなかったので、過去の作品を検索してみると、まぁなんともふざけている、が、相当面白い。

youtubeのインタビューを見るとよくわかるのですが、作品を知らない良識のある大人なら「なんだよこいつら」と眉をひそめたくなるような連中です。



でも、こんな一見チャラい、普通の若者がアートを指向し、世の中をかき回すような作品を作っている、というのも事実です。
なんとなく沈滞ムードの世の中を変えていくのは、彼らのような異分子かもしれない、と俄然応援したくなりました。


が、広島の件は別です。

あの写真は作品ではなく、完成形は映像らしいので、それを観るまでは判断は保留としました。

--

前置きが長くなりました。

そんな経緯があって、展覧会に足を運んだわけです。
実際に観ないと何も言えんという思いがありました。

で、実際に観ました。

スクリーンには大きく原爆ドームが映っていて、その前を小学生の集団が楽しそうに横切っていきます。
空はこれ以上ないぐらいの快晴。

そこに小型飛行機が飛んできて、空に文字を描いていきます。

まず「ピ」の丸から。
綺麗にマルを描きます。(相当な飛行技術!と違う所で感心)

続いて「ヒ」の残りを。すこしずつ、慎重に描かれているようです。


この先、何が描かれるか、僕は知っているので、少し胸が苦しい。


青空に、飛行機が飛んできて、原爆を落としていく。
その様子を真下から直接観た人は、全員死んだはずだ。

つまり、原爆がどのように落ちてきて炸裂したのかは、誰にもわからないので想像するしかない。


それを、いやがおうにも、つきつける。


ところが、


ピカッの「ッ」が描かれる頃には、「ピ」の字はもう消えかかっていた。


なんということだろう。

そう、僕らがどんなに頑張ってリアルに原爆のことを想っても、吹けば飛ぶような、その程度のリアリティなのだ。


僕は、なんだか、何も言えなくなってしまった。

2-5: the magic hour

2-4の続きです。



スタバで結局小一時間休みました。
夜のスケジュールを考えると、ちょっと早いけど夕飯にすべし(昨日は食べ逃したので!)という結論に。

金沢で一回はラーメン食べたい、と思っていくつか下調べしてピックアップしていたのですが、近くの一喜へ。ちょっと時間が早かったからかもしれないけど、客が僕しかいない。またしてもマンツーマン。人の少ない平日を狙ってひとり旅のスケジュールを組んだのは自分ですが、何かにつけてひとりな場面多し。ちょっとさみしい。

食後に歩いて21世紀美術館を再訪。
ちょうど日が暮れる時間帯なので、ジェームス・タレルの部屋に行く。鑑賞者はやはり僕ひとり。



日が暮れるにつれ、色が変化していきます。

同様の部屋は直島と妻有にもあって、両方行ったことがあります(自慢)。作品としては同じものですが、それぞれにサイトスペシフィックな要素はあって、たとえばこれです。



鑑賞者が腰掛けて、寄っかかる部分が赤い石で組まれています。何かに似ていると思いませんか?

これはですね、ひょっとして・・と思い、家帰ってから調べたのですが、金沢城の石垣と同じ石が使用されています

ちょっとしたことですが、説得力が変わりますよね。

--

これまた余談ですが、日が暮れるときの数分間は「ブルーモーメント」と呼ばれ、景色がもっとも美しく見える時間帯として知られています。これはうちの妻が教えてくれました。

こないだ三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」を観たのですが(かなーーーり面白いです!)、マジックアワーというのもブルーモーメントと同じ意味なんですね。映画、写真業界ではそう言うらしいです。

--

その後、今度は兼六園再訪。冬のライトアップが行われていたのです。

なんせ今回の日程はこれに合わせましたからね!
照明デザイナーの妻を持つものとしてこれはチェックせねばなるまい、と勝手に使命感を帯びて(こないだも同じこと言ってましたね。笑)行きました。



これがですね、実は午前中に来た時にいろいろ照明機材もチェックして、おおよそ予想がついていたのですが(最近はそういうことができるようになってきました・・・)、基本的には「ただ照らすだけ」でした。

でも十分に綺麗ですけどね。
お客さんも昼間より大勢いて、みなさん「わーきれい!」って喜んでました。

そうなんですよね。
昼間とは違う表情を見せる、というだけで意義があるんですよね。ライトアップって。

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