たまたまですが、兄弟もの二本。
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ゆれる兄:香川照之 弟:オダギリジョー
結構おっかない。香川照之の演技がすさまじい。(途中はちょっとやりすぎかと思いますが・・)
結局突き落としたのかどうか、っていうところは、はっきりとは描かれていない。
つまり、そういうことはあまり重要ではないのかもね、なんて妻に言ったところ「いや、私は突き落としていないと思う。」と強い口調で言う。
なんかちょっと意外に思いつつ話を聞くと、これがなかなか筋が通っていて説得力があり、思わず、うーん確かにそうかもね・・なんて言ってしまう。
彼女はなんでも感覚的に処理するタイプなので、こういうケースはとてもとても珍しい。
ちょっとビックリする。
女性の監督だから、僕よりも彼女の方が理解できたのだろうか・・・。
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間宮兄弟兄:佐々木蔵之介 弟:塚地武雅
ちょっとシュール。
間の取り方が絶妙。
ひとつひとつのセリフがいちいち練られている印象。
全体的にとにかくおかしいんだけど、少しホロリとする。
母親役が中島みゆきでビックリ。(そしてとてもハマっている)
窓の外、向かいのマンションの女性は何を示唆しているのだろう??
塚地さんはもともとドランクドラゴンでも特異なキャラをたくさんやってたけわけだけど、それがちゃんとした演技として通用することを証明。(キサラギも良かった。)
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タイプの全然違う二つの映画ですが、両方ともとても面白かったです。