忍者ブログ

[temporary habitat]

MENU

ENTRY NAVI

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

3: zazen boys and girls



2-6のつづき。いまさらですが、金沢編最終日です。

--

三日目は金沢からJR七尾線にのり、宇野気(うのけ)へ。

駅から15分ぐらい歩かされ(というか急いだのでちょっと走ったりして)、西田幾多郎記念哲学館へ。



そもそも、この辺で面白い建築を探していたら、安藤忠雄さん設計のこれがあり、たまたま朝9時から座禅体験をやっていたので、急いで来たわけです。



こんな感じの専用座布団に座る。参加者は50人程。週末の早朝だというのに結構な賑わい。年配の男性が多い。
とある会社役員の方が講師として参加していて、この方の指示のもと進んでいく。
あらかじめ座禅の方法が書かれた紙が配られていて、それをざっと説明したかと思ったら、「では始めます。」と言っておもむろに座禅開始。えっ?と思いつつなんとなく瞑想に入る。このケアのない感じ、三味線体験を思い出す。

ひさびさの座禅。生涯3度目。

なかなか集中できない。

とにかく、呼吸に集中し、頭の中を空にしないといけないのですが、これが全然できない。
すぐに余計なことを考えてしまう。

いかに、普段雑念だらけで暮らしてるか!ってことを思い知らされる。


こうなると苦しい。

ひたすら我慢。

時間が長く感じる。


格闘を続けているうちにタイムアップ。ほっとする。

--

その後少し講義。

座禅を続けているとセロトニンが出る、という話が面白い。
(これもうちょっと調べます)

--

折角来たので、館内も見学。

哲学館では、古今東西の思想/哲学に触れながら、西田幾多郎の業績を学ぶことが出来ます。
割とハイテクで、



3Dゴーグルで「人生とは」「愛とは」等の映像が観れます。

--

建築は、哲学館ということで、移動の箇所を多くし、歩きながらいろいろと思いを馳せるようなつくりになっています。
また、小高い丘の上にあるので、正面には大階段が。



(おそらく)哲学談義に花を咲かせる老人と青年。座禅の出席者だと思われます。

--

というわけで、金沢編はこれにて終了です。
また別の季節に訪れてみたいですねー。
PR

光育 090309

ヒカリイク」です。

対談:佐藤卓 面出薫
@ラフォーレミュージアム六本木

豪華なお二人のトークセッションに伺いました。
テーマは「心に影響する光」。

いくつか印象に残った箇所をプレイバック。


■コンビニは商品が記号に見える

コンビニの照明は蛍光灯がずらーっと並んでいて、すみずみまで明るく照らし出しているため、商品に陰影がなく、例えばお弁当は「お弁当」という記号でしかなく、もっと大事な「味」「匂い」「食感」等の情報が失われている。

(また、面出さんによると、なんと、ストックホルムのコンビニは間接照明なんだそうです!)

人はセンサーのかたまり、といっても過言ではないのだが、様々な刺激が強すぎて、センサーが鈍くなり、また刺激が強くなっていく、という悪循環。

(面出さん曰く、「光メタボ」状態。うまい。)


■「暗い」はイメージ悪い?

「明るい」は明るい未来、とか、明るい家庭、というようにポジティブなイメージで語られるが、それを「暗い」に置き換えるとかなり感じ悪い。
その言葉のイメージを実際の照明でも引きずっているのかも。

「暗い」は、何も見えない分、想像力を刺激する。
日本には古来から陰影を大事にする文化があったはず。

陰翳礼讃


ロッテ クールミントガム

大幅なリニューアルに際し、旧来のイメージを踏襲しつつ、コンビニの強い光のなかでも主張する新しいデザインが求められた。
もともと美しい中間色だったのを、コントラストをつけ派手なデザインにした。

たくさんの同種類の商品それぞれが「買って!」と大声で主張している中に並べられることを想定すると、目立つ方法は二つある。
1:もっと大きな声をだす
2:静かにする

--

全体のトーンは「日本において、近代合理主義が投げ捨ててきた【中間】をもっと見つめ直したほうが良いのでは?」といった感じです。

このテーマはもう、どんなジャンルにもあてはまりますよね。
美術、建築、デザイン、もちろん音楽。

その結果、最近のロハス傾向、スローライフ、農業ブーム、なんかにも当てはまりますが、要は、「もっと本当の意味で豊かに生きよう。」という主張が都市部から発信されています。

--

戦後50年ぐらい、日本はずーっと頑張って近代化してきたわけです。その間はいいんですよ。何も考えずにとにかく頑張るわけです。所得倍増!とか言って。それがイコール豊かさだったわけです。
で、21世紀が近づくにつれ、それがある程度達成、というか頭打ちになって、やっと気づくわけですよね。「あれ?これでいいの?なんか環境はすごく荒れてるし・・。本当の価値ってお金では計れないのではないかしら・・・?」
そうなったときに、フランスとかの先輩方の暮らしぶり等を参考に、豊かさとはなんぞや、ということを個人で考えるようになったのが、現在の日本かと。


そうなると、音楽に求められるものも変わってくるのかもしれません。

CDが売れなくなってもライブの人気は減らない、ということもその象徴ですかね。


そもそもCDが時代遅れのメディアになりつつあるのが問題で・・・・・(以下略)

There's a Reward



レゲエ/ダブに関わる映画二本。

--

ROOTS, ROCK, RAGGAE

70年代にジャマイカにて撮影されたレゲエのドキュメンタリー。
若かりし頃のリー“スクラッチ”ペリー、ジミー・クリフ、全盛期のボブ・マーリーのライブ映像(ちょっとだけ)など。

冒頭の映像は、「これもレゲエなんだよ。」と微笑む顔が印象的な、ジョー・ヒッグスによる「There's a Reward」の弾き語り。グッときます。

--

Dub Stories

ダブがジャマイカで生まれ、その後イギリスに渡りヨーロッパでどのように進化してきたのかを、多数のアーティストやジャーナリストのインタビューで追うドキュメンタリー。

興味深いが、結構マニアックな内容のため、ちょっとしんどい部分も。

おまけで、マッド・プロフェッサーのダブ講座!があるのですが、解説一切無しでひたすら卓をいじっているだけ。「見て盗め」ということなんでしょうかね。結構シュールで面白いです。

--

2つを連続して見て、ざっとレゲエ〜ダブの流れが理解できた気になります。

興味深いのは、レゲエがあくまでレベル・ミュージックであり、「大事なのはメッセージなんだ」と語られるのに比べ、基本歌のないダブは、そのサウンド自体に主眼が置かれているということです。

もともとエンジニアが発見したダブは、その成り立ちからして「科学的」で、つまり、西洋音楽的です。(「のだめ」でも出てきますが、そもそもヨーロッパのあの辺では、音楽は宇宙の真理を追求するための「学問」でした。)しかも、当初から「スピリチュアル」でした。ヨーロッパで流行るのもわかる気がします。

その後ヨーロッパでは、各種電子音楽を吸収してダブは拡大していきますが、皮肉なことに、ジャマイカではあまり流行らなかったようです。それもなんかわかります。

changeling



昨日母から電話があり、仕事がどうとか健康がどうとか一通りすませたあと、「そういえば、チェンジリング面白かったわよ!」と言っていたので、そういえば予告見たけど、なんか面白そうだったような?と思い、映画の日だったので観に行きました。

あ、今妻が仕事(というか社内旅行か)で北京に行ってるんです。なので、久しぶりに一人で映画。

--

約80年前の実話が元になっています。
母と息子、二人で幸せに暮らしていたのですが、突然息子が失踪。必死に探す母。半年後に警察から「見つけた」と連絡があり、喜んで駅に迎えに行くと、そこにいた少年は別人だった・・・。

というミステリーのような始まりですが、警察(LAPD)の腐敗を暴く社会派ドラマでもあり、連続殺人犯によるサイコホラーのようでもある。これが散漫になってしまいそうなところ、ダークでクラシックなトーン、自ら作曲した音楽で、一本筋の通った人間ドラマとして描ききるクリント・イーストウッドは本当に凄い。権威が全てではないですが、アカデミーで監督/作品賞を2度取っているのは伊達じゃない、と思い知らされます。

今年のアカデミーでは結局惨敗したわけですが、いやいや。かなりいいですよ。おすすめです。

母役はアンジェリーナ・ジョリー。僕はアンジーを映画で観たの初めてですが、「トゥームレイダー」「ウォンテッド」のイメージ(私がセクシーでクールよ。アクションならまかせて!)だったので、もうびっくり。超演技派じゃないですか!なんて重厚な演技なんだと感激してしまいました。

--

ところで「チェンジリング」って意味知ってます?
「取り替え子」という意味なんですね。

なんか勝手に、リングを交換するイメージを持ってしまいましたが、そもそもringじゃなくてlingなんですね。こういう場合、別の邦題でも良かったのでは・・・・。

2-6: cool kuru kuru night



2-5のつづきです。

--

結局二日目の夜も一日目と同じ、金沢市民芸術村へ。
「COOLくるくるnight」というイベントで、金沢のライブハウス「メロメロポッチ」さん主催。

当日の詳細はこちらで。

事前にmyspaceをチェックして、ちょっと面白そうかな?ぐらいの気持ちで行きましたが、4者4様、とても面白かった。
3番目、4番目に出たおふた方がたまたまフィンランドが好きで、偶然二人ともフィンランド語を勉強している、という話があったのですが、なんかしっくりする。北国感(アイスランドとか。ビョーク、ムーム、シガーロスね)があるんですよね。4番目の方々(クサンチピータさん。ぜひ聞いてみて!素晴らしいです。myspace)は京都から来てるので、北国ではもちろんないですが、それを呼び寄せたのは金沢の感性ですからね。

--

二日間街を歩き、少しですが様々な文化に触れ、ちょっと思ったのですが、金沢の皆さんはなんというか、自立してますね。東京でもない、大阪でもない、金沢という都市のアイデンティティ、その価値を認識し、静かに誇らしく思っている、そんな風に思います。

--

結局、またしても終了は22:00ぐらい。
やはりおなかがすいてしまい、またしてもおにぎり。

× CLOSE

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

フリーエリア

最新CM

[06/22 bvlgari snake for women replica]
[06/22 bvlgari ring for men price]
[06/20 faux cartier timepieces]
[06/18 hier veroeffentlichten]
[06/17 hermes birkin 42 bags wholesale]

最新TB

プロフィール

HN:
tkng
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析

× CLOSE

Copyright © [temporary habitat] : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]