ユングの塔に行った日のおまけです。
チューリッヒに帰ってから一度自分のアパートへ帰還。
夜七時ぐらい。
ワールドカップの準決勝、ウルグアイ対オランダがあるので、どこかで食事をしながら観戦できる場所を探す(アパートにはTVはありません)。
ウロウロと周辺を歩いてみると、結構やりそうだ。店の前に「WM LIVE!」と出てるレストランやバーが結構ある。(WMっていうのがワールドカップのことなんですね。何の略なのかは不明)
いやしかし。
外国のレストランに一人で入るのは緊張する。
去年のバルセロナでもかなりウロウロしました。気が小さいのだろうか。
でも本田選手も言ってたもんね。
「試合は全然緊張しません。海外でマクド行く方がよっぽど緊張します。」
わかる!
僕もライブでは全然緊張しないもんね。外国でも。
なんて行ってられない。
歩き回ったのでかなり空腹。のども乾いてきた。
試合開始時間も迫って来たので、近くの空いてそうなレストランにえいっと入る。
店員さんが二人、テレビが見やすいように椅子を並べ替えてる。
ものすごく怪訝そうな顔で一人がこっちを見る。
何やらドイツ語で話される。何か食べたいんだけど、と英語で伝えると、どうもわからないらしい。身振りを交えて「eat,eat!」なんて言うと、一応メニューを持って来てくれたけど、席には案内してくれない。入り口で立ちっぱなしでメニューを見る。当然何があるのかさっぱり読めない。相変わらず椅子を並べ続けている。あまりの仕打ちにもう泣きながら家に帰ろうかと思うが、大人なのでしばらく待つと、フランス語はできるか?と聞かれるがもちろんできない。しかたがないので、テレビの方向を指差しながら、「I wanna see WORLDCUP!!」と言うと、急に表情が和らいで、なーーんだ、ここ座ってよ、って言う感じでようやく席に座れた。
試合開始が8時だと思っていたのだけど、8時半だったらしく、準備中だったのですね。一番乗りです。
こんな感じです。誰もいない。笑
とりあえずビールを頼む。
もちろん最高にうまい。
ランチョンマットがちゃんとワールドカップ仕様。
メニューを再度持って来てくれて、親切に説明してくれる。もちろん何を言っているのかまったくわからない。とりあえず一番上のやつを頼んでみる。たぶんパスタかなんかだろう。
しばらくはビールを飲みつつ、試合開始前のテレビ番組を見る。言葉は分からないがオランダとウルグアイのダイジェストや戦力分析。なんとなくわかる。
ちょっとずつ人が店に入ってくる。
しばらくして、店のおじさんがニコニコ顔で料理を運んで来てくれた。
・・サラダ・・・だよな・・・。
いや、もちろんおいしいんだけど、まさか、これだけ??
不安になる。次の皿が出てくる気配がない。
試合が始まる。いやそんなはずはない、といい聞かせつつ見る。
しばらくして、おまたせー、という感じで持って来てくれたのが、
おお!
うまそう。でもなんだこれ?でもとりあえず良かった・・・。心からほっとする。
一口食べる・・・・。
うまい!
細かくなったパスタに各種野菜がたっぷり入っていて、味付けはなんとカレー。
疲れた体に濃い味がしみる。
これ、あれだね。「カップヌードルカレー」をゴージャスにして皿に載せた感じです。(あー、カップヌードル食べたい・・)
あっという間に平らげてしまう。満足。
ビールをおかわりしてそのまま観戦。
フォルランみたいなストライカーが日本にもほしい。高原は何してんだ。平山がんばれ。などと思いつつ見る。オランダ強し。結構苦戦していたんだけど、決めるところで着実に決める。ロッベンのもの凄いドリブルが見たいが不発。代わりにスナイデルが大爆発。なんでレアルはこんな凄い選手を手放したの?ウルグアイはやはりスアレスの不在が痛い。一試合だけの出場停止ながら、きっちりと効果ありましたね。
最後の方は眠くなってしまった。
お金を払ってふらふらしつつ帰宅。ばったりと寝る。
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