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Shine a Light

ザ・ローリング・ストーンズ『シャイン・ア・ライト

ローリング・ストーンズの初期メンバー、ブライアン・ジョーンズは若くして死んでしまったのだけど、その死にメンバーが関係しているという陰謀説があって、それを僕は高校生のときに読んで真に受けてしまい、それ以来なんとなくストーンズは避けていたのです。

30超えてから徐々に聞くようになったんですけどね。

そんなストーンズのライブ・ドキュメンタリー。
監督はマーティン・スコセッシ。

冒頭、セットリストがなかなか決まらなくてやきもきする監督と、一見いいかげんで我が儘ながら、ちゃんとオーディエンスのことは考えているミックとのやりとりが面白い。

開演。

ギリギリで監督のもとに紙が運ばれて来て、
「セットリストでました!!」「1曲目はなんだ!!」なんて。
(ってこのへんのやり取りは演出だと思いますが・・。面白い。)


で、1曲目「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」!

映画の雰囲気もここまでとガラリと変わり、大画面+大音響を生かしたライブ体験に。

こっからはもうストーンズの音楽にどっぷり。
カメラはちゃんとメンバーのいいとこを押さえてるし、音もすごくいい。
キースとロンのギターはちゃんと左右に分かれているんだけど、ソロになるとセンターになったり。


途中昔のインタビュー映像が出てくる。
「どれぐらいまで続けるつもりですか?」という質問に、

デビュー3年目のミック
「続けて来れてラッキーだと思うよ。あと2年はできるんじゃないかな?」

40歳(たしか)になったミック
「もちろん60までやるよ。(笑うミックとインタビュアー)」


当時、60までロックする、という言葉を誰が信じていただろうか。

でも目の前には65になってもキレキレのミックが。
しかもストーンズは単にノスタルジー供給工場になっていなく、現在も貪欲に探求しつづけている。

演奏はけっこうしんどくて、サポートメンバーにかなり助けられている面もあるけど、別にいいのだ!と思わされる。


蜷川さんのを見たのと同じ日だったので、比較して考えてしまうのですが、人工的なものの中に現れてくる現代的な悲しみのようなもの、はいかにも今風の表現でそれはそれでアリだと思うのですが、やはりそれはオルタナティブな価値観で、「生きる」ことの実践というか、単純に言うと「命を燃やす」ストーンズの方がグッとくるし、示唆的なんじゃないか、と思ったりして。


あと、キースがしょっちゅう演奏の手を休めて他のプレイヤーの肩に寄っかかって微笑んでいるシーンが何度もあって。
とても印象的でよく覚えています。
バンドはいいよねー、と改めて思わされるいいシーン。


ラストも気が利いてます。


是非映画館で観るべき!

となりに座っていた年配のカップルが、もう前のめりに観ていて、曲が終わる度に拍手してた。
たぶん、すっごいストーンズが好きで、この映画を楽しみにしてたのでしょう。

そういうのって、すごくいいですよね?
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