ガオー。
こないだ買いました。
これです。
結構安いんですよ。
取り付けがとてもとても大変でしたが・・・・・・・。
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吉岡徳仁ディレクション 「セカンド・ネイチャー」展@
21_21 DESIGN SIGHT点数は少なかったけど見応えのある展示でした。
■偶然性のデザイン
水槽に椅子の元になる繊維を入れてしまえば、あとのシェイプは制御できない。
その辺は自然に任せている、ということになる。
これが僕にとっては目からウロコがぼろぼろ落ちてサードネイチャーが出現(ウソ)するような発見で。
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クラシック音楽の世界では、枠組み(平均律)内のデザイン(作曲)が、もうネタがない、と行き詰まった時に、それはそれは様々な方法でそこからの脱却が試みられました。
そのうちの一つに、偶然性に頼る、という方法があります。
つまり、音符のチョイスにはどうしても作曲家のアイデンティティが絡むので、そこから自由になるために、例えば「占い」なんかを作曲に使用したのです。
(これらの動きは現代も続いていて、コンピューターを使用した「アルゴリズム作曲」などに受け継がれています。)
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プロダクトデザイナーが最終的なシェイプは偶然に頼る、というのは、かなり実験的/意欲的ではないでしょうか。
■「有機的」デザイン
その辺にあった木を使った作品、それとは正反対に計算して自然の構造(骨とか)を表出させる作品。など。
最近の建築の流れを見ていると、どんどん曲線が増えていることに気づきます。
伊東豊雄さんが講演で、「人間的」なフォルムに近づくということが、ようやくコンピューターの進歩でできるようになった、とおっしゃってました。
(余談:ガウディのサグラダ・ファミリアは近年同様の理由により工事が進んでいるそうです。)
建築・デザインのみならず、様々な場面で同様の傾向を感じます。
全体的なエコロジー傾向なんかとも無関係ではないと思うのですが、どうですかね。
■記憶の再生
徳仁さんがこのようにおっしゃっていました。
『私の空間インスタレーションを目にした人々が、各自が体験してきた自然現象に重ねあわせるようにしながら、その空間について語ってくれるのを不思議に感じていました。』(
ここから引用しました。下の方に出てきます。)
これはもう音楽そのものだなーと。おもしろいですね。
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あと、展示空間がとにかく素晴らしく、妻と二人で座り込み+話し込みを敢行。笑
二人して「やっぱトクジンすげぇ」を連呼しながら帰りました。
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