デヴィッド・リンチの新作。
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わざわざ立川の
CINEMA TWOまで行ってきました。
こないだ偶然ココを知り、建物や照明に興味を持ったので。
こんな感じ・・
中も洗練されていた。通いたくなる映画館ですね。
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「
インランド・エンパイア」ですが、
主人公は女優で、映画の撮影シーンがでてきます。
その映画のストーリーでは相手の俳優とは不倫関係なのですが、
実際にも不倫をしてしまう。
そうなると、観ていて現実のシーンと撮影のシーンが区別がつかない。
主人公もどんどん混乱していく。
観客もどんどん混乱していく。
話の筋は序盤で把握できなくなる。
既に観たシーンが再びでてくる。
迷宮に迷い込んだ感覚になる。
悪夢のような薄暗いシーンが連続して出てくる。
ハンディで録った画像が荒くて、逆にリアルで怖い。
常に小さくノイズが鳴り続け、緊張感が途切れない。
突然悲鳴をあげたりもするので、心臓がギュッとなる。
まとめると、
3時間(!)の上映時間の間ずっと、理解不能。
なのに、次はどうなるのか?と目が離せない。
気づくとエンドクレジットが流れ始めて、
ちょ、ちょっと待って!と言いたい気分に。
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あらかじめサイトで予習していたので、
僕は筋を追う事は最初からある程度放棄して、
感覚的に観ました。
こういう体験はめったにできない、という印象。
面白かったです。
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映画館を出てしばらく周りをうろうろする。
ふと観ると、
明らかに
宮島達男さんの作品が!
驚く。
どうやら周りにもアートが点在している模様。
直島で見た
ニキ・ド・サンファルにも再会。
(ゴミが置かれていてちょっと寂しい気持ちに)
帰ってから調べたら、この辺は
ファーレ立川という区画で、
沢山のアートを展示してあるのですね。知らなかった。
それぞれ街の機能が割り振られているのが面白いです。
改めて見に行きたい。
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