先日の
エントリーで書きそびれた。
「荒城の月」って曲ありますよね。
小学校の音楽の時間に聞いたことあると思うのですが、こんな曲でしたよね。
改めて聞くと、いい曲ですね・・。
ところで、この曲を作曲したのは明治の作曲家、瀧廉太郎ですが、
瀧のオリジナルはメロディが少し違います。
こうです(ちょっとわかりにくいですが)。
どうですか??
はるこうろうの、はなの「え」ん
「え」のところが半音違います。
コードでいうと、
| Dm | Gm A7 |
みたいな進行なんですが、「え」はGmに対して、なんと「G#」の音になっています!!
なんという掟破り。
西洋音楽黎明期にあって、なぜこのようなスケールアウト感を出せたのか、とても気になります。
まだルールを模索している段階だからできたのか、単に間違ったのか、意図的にアウトしたのか。
オペラシティでのコンサートで、瀧版を聞いたとき、雷に打たれたような気持になりました。(ややこしいな)
また、瀧廉太郎は23歳で亡くなっているそうです。
僕の頭の中ではよれよれの服を着て歌う、金髪のあの人のことが思い浮かびました。
カートがあの世で瀧廉太郎に会い、「おいお前、あそこの音やばくねぇか?」などと言ってるところを妄想してみる。
--
ちなみに、現在なじみ深いバージョン(最初に紹介した方)は、こちらも有名、山田耕筰の編曲によるものです。
いやあ、山田さん、思い切りましたね!!
そこ、変えちゃうの??
ちなみに変えた理由は、「逆に日本っぽくないから」みたいです。
ジプシー音楽とかを想像してしまうので、日本からこの曲を輸出していく時にそっちの方がいいだろう、と。
面白いですね。
PR