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ぐるりのことリリー・フランキーさんはいいですね。
素と演技の微妙なラインなんだけど、独特の味があります。今回の役は絵描きでもあるし、ぴったり。
木村多江さんもすばらしい。
彼女が壊れて二人が激しくぶつかるシーンが生々しい。というか、身に覚えがあるというか・・・。笑
その後、天井画を描くことによって再生していく妻。
そのプロセスを暖かく見守る夫。
完成した天井画を見上げながらそっと手を繋ぐシーン。
あのシーンについて、うちの妻が
「なんで長年連れ添った夫婦があんな中学生みたいな手のつなぎ方をするのかね?」なんていうので、確かにそうだな、と思いつつ、再生のプロセスを経て新たに二人の関係が始まるからではないですかね?なんて答えておきました。
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アフタースクール最高です。
中盤までは、よくある話。
それなりに面白い。
が、
途中でいきなりやられる。
その後はすべての細かい伏線を回収しつつ、実に見事なエンディング。
スカッとします。
エンドロールが流れてるときに、「あれ、でもあの政治家は?」なんて思ってたら、それすらもちゃーんと拾ってくれます。
面白いだけじゃなくてグッときます。
最後の先生の台詞がすごくいいです。
彼らの放課後はようやく終わるわけですね・・・。
しかし、うちに帰ってきてサイトをみてみたら、
「甘くみてるとダマされちゃいますよ」
だって!超ダマされた!!
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それにしても大泉洋。
相変わらず他人とは思えません・・・。
スクリーンでよくみると、顔はそんなに似てないけど、全体的な雰囲気がもうそっくり。自分で観てて自分かと思う。
しかもwikiでみたら同い年だった。友達になりたい。
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「アフタースクール」があまりに素晴らしかったので、同じ監督さんの前作「
運命じゃない人」も観る。
同じように凝りまくった脚本・構成。
面白いです。
が、なんとなくこじんまりとしている印象。
でもそれは逆に言うと「アフタースクール」でちゃんとステップアップしてるということですものね。次作にも期待してしまいます。
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