ラーメンズの公演「TOWER」に行ってきました。
以前、
KKPの「TRIUMPH」に行ったことがあるので、小林さんは生で見たことあるのですが、生片桐仁は初めてでした。
特にアナウンス等なく、すーっと暗転し、舞台に照明が当たると、いつのまにやらお二人がスタンバっている。あれもう?なんて心の準備のないまま始まったのですが、二人ともしばらく黙ったままピクリともしない。
この場の緊張感が凄くて、一気に舞台モードに引き込まれる。
そこからはもう、ただただ最高。
ひたすら楽しませてもらいました。
ラストで(この段落、ちょっとネタバレしますよ)、登場人物達が階段を上っていくシーンが印象的でした。
昔小林さんがインタビューで「人の死とか、そういうネガティブな要素はネタにしない。」というようなことを言っていたのですが、それをちょっと踏み越えた表現。
勝手な解釈で言うと、舞台はあくまで非日常であり、そこに召還された様々なキャラクター達が終幕で天に帰って行く。そして観客である我々もまた、この舞台が終わればそれぞれの日常に戻って行く・・・。
そんな印象を受けて、ちょっと感慨深いものがありました。
前回「TEXT」のラストも叙情的で、とても印象深く、僕は好きなのですが、こういうところになんとか新しいラーメンズを見せようと苦闘を続ける小林さんの姿が思い浮かぶようです。
なんせ、17回もやってるんですね。
ずーっと、基本の枠組(セットとか小道具とか衣装とか)は一緒でしょう?もう様式美みたいになってますよね。
定型ができるといつまでも飽きずに楽しみ易い反面、マンネリに陥る可能性もあります。
いまのところそれは感じないですね。
むしろ、もっとできるだろう、という意欲のようなものを感じます。
次回も期待。
あ、生片桐仁はすごかったです。
数々の舞台でもまれてきたんだなーと思わされます。滑舌もいいし、声もでかいし、表情もわかりやすい。
あと、上の写真は折り込みに入っていたフライヤーですが、超凝ってます。
ちゃんとタワー型だし。こういうとこ、常にぬかりないですよね。
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