「
英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
とにかく
デミアン・ハーストの牛のやつが強烈。
そりゃー賛否両論巻き起こるでしょーといった感じのセンセーショナルな作品。
人によっては嫌悪感とか感じると思うのだけど、僕の第一印象は、あのホルマリンのガラスケースの青や牛そのものが美しい、ということでした。
つまりそれって、モノとして観ているわけだけど、実は本物ですからねー。
よくよく考えると、分断された生(=死)を前に不謹慎なのかもしれない・・。
不道徳な態度を感じながらも、断面を見たい、というどうしようもない好奇心。
断面は、当然ながらもの凄いリアルで、グロテスク。
いろいろ考えさせられます。
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ターナー賞について何も知らなかったけど、面白ですね。
日本でもそういうのやればいいのに。(知らないだけで、実はあるのかな?)
ひとつの美術賞を軸に現代英国美術の流れを俯瞰する、という試み自体が意欲的で面白いと思いました。
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