今年もTim and puma mimiのサポートギタリストとしてスイスに行くことに。
去年はエミレーツ航空のドバイ経由、でしたが、今年も何故か中東系のカタール航空。中継地はドーハです。
ドーハ・・・。
前日に日本代表の敗戦を見届けたばかりで、正直まだ結構落ち込んだまま(自分でもこんなに落ち込むなんで意外だけど)なんか日本サッカーのある意味スタート地点であるドーハに来てしまい、いろいろ考えてしまう。
ドーハで敗れた94年の代表の人達は、どんな思いで昨日の試合を観たのだろう?
あの当時はワールドカップに出る、ということだけでも偉業でしたからね。今回アウェーで初めてグループリーグを突破したわけですが、まさかそんな日がやってくるとは。いろいろ言われ続けた今の代表チームですが、後ろを振り返れば、どうやら遥か遠くまでやってきたようで、感慨深いでしょうね。
パラグアイには、ブラジルとアルゼンチンに挟まれ、ずっと揉まれ続けた国の底力、経験の差、そういうのも感じました。PKのときパラグアイはすごく落ち着いていた。試合が決まって、パラグアイの全選手が驚喜している中、その輪から一人抜け出して、PKを外した駒野選手を慰める選手がいたそうです。彼らにとっても悲願の8強を決めた興奮状態の中、相手選手の悲しみを理解し、声をかけることができる。そういうことができるバックグラウンドに差を感じます。「サッカーの神様にまだ早いと言われたのかな。」と選手が言ってましたが、僕もまさにそんな感じがしました。
今回の日本代表チームに若い選手が少なかったのが気がかりですが、彼らはどん欲にもっと上、次の「彼方」を狙ってくれるでしょう。僕が生きている間、長生きできたらあと10回ぐらいはワールドカップを楽しめそうですが、あの金色のトロフィーを日本人が掲げるシーンがいつか観たい。
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