地下鉄で来た道を戻り、再びサグラダ・ファミリアへ。
行列は大分減ったようだ。
それでも結構待つみたいだけど、仕方ない。
ずっと上を見上げつつ待つ。
はぁ。
やはりすごい。
しかしどうなってんだこの柱。
見た目、新しい箇所と古い箇所と混在している。
古い所も一部修復されているようだ。
修復しつつ、新しく建設。面白いですね。
30分程待って、ようやくチケット売り場へ。
中国語を話す二人組の女性がガンガン割り込んでくるが、気にしないことにする。大人。
こんな扉を通り、
いよいよ中へ。
やはり植物をモチーフにしたような有機的なライン。
柱が上に向かって枝分かれしてる感じとかね。
こういうのって、好き嫌いが別れるのかな?
ホワイトキューブみたいに中立的な空間ならなんでもござれ、だけど、こんな風に建物自体に主張があると、ダメな人はダメかもしれない。
(だから、ゲーリーの
グッゲンハイム・ビルバオも、好きじゃない、って人は結構いるかもしれない)
僕もこういうデザインが好きかどうか問われれば、別にそんなに好きじゃない、ような気がするんですが、ここはそういうレベルを超えて圧倒的に訴えかけてくる何かを感じる。
何だろう?
何がそんなに凄いのだろう。
と考えると、
・・・・・・・想像力、か?
人間の想像力だけでこれだけのものが作れてしまう(まだできてないけど)、ということかもしれない。この建物の先にある「人間の可能性」まで感じてしまう。
でもまぁ、難しいことは後にして、とにかくじっくり観て感じることにする。
以前にも書きましたが、コンピューターの発達によりサグラダ・ファミリアの建築スピードがあがっている、というのはなんとも面白い。こんなにも「人間的」な建物なのにね。
さて、入場してから気づいたのですが、上に登れる。
で、また別料金。
そして、すごい行列。
で、当然並ぶ。
たぶん一時間ぐらい待って、ようやくエレベーターに。
こんなところにエレベーターつくっちゃったの?という違和感を感じつつ、上へ。
バルセロナを一望。
上から見ると、建築の様子がよくわかる。
どうも普通に鉄筋で作ってるっぽいですよね??
ってことは、今は石じゃなくてコンクリートがメインなのかな。
上にあがっていろいろ見れたのはいいとして、上で開放されているのはほんの10メートル程の細い一方通行路だけ。
それをすぎると、あっさり下りの階段が。
けっこうこわい。
しかし、今回いろんな塔を登ったり降りたりしてるなぁ・・。
ぐるぐる回りつつ、下まで階段で降りる。
地下が展示場になっていて、そこでいろいろ模型等見る。
--
次の日はほとんど電車に乗るだけ、なので実質この旅はこの日が最終日。
資金的にかなり節約しなくちゃいけなくて、ほとんど毎日その辺のパンとかサンドイッチ、バナナ、クッキー、ビール、で過ごしてきたので、まともな食事を一度もしていない。
それでもちょっと予算オーバーしてしまったのだけど、最終日ぐらい何かまともに食べることにする。
レストランに入る、っていうのがまたレベル高いんですが、空いているところを見つけ、そこに入る。
まずビール。
ひっさびさの生ビール(ずっと缶ビールだったので)。
散々歩き回ったせいか、久しぶりのせいか、最終日の感慨か。
これが人生の中でもベスト3に入るぐらいうまい。
ひとり心の中で「くぅーっ、うまい!」と叫ぶ。
そしてスペインと言えば、定番のこれです。
パエリヤ。
一口目:う、うまい。魚貝の香りが口の中にしみこんでいく・・・・幸せ・・・・。涙
二口目:うん。うまい。
三口目:うーん、ちょっと魚貝テイスト強すぎ?
四口目:あーもう、なんか気持ち悪い。あと俺、貝苦手だったわ・・・。
と言う感じで、あんまり得意ではないジャンルの食べ物でした。
一粒も残さず食べたけど。
--
グエル公園近くのホテルに戻る。
初の連泊。
隣の部屋でなにやら騒いでいる。
騒いでいるだけでなく、何か、靴のようなもので床をバシバシ叩く音が聴こえる。
・・・・またあいつか・・・。
次バルセロナに来ることがあっても、もうこのホテルには泊まらないぞ、と心に誓う。
PR