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[swiss日記0801] 17日目:バルセロナ その3

カサ・ミラを後にし、今回の旅のメインスポットを目指す。

地図上では歩いていけそうな距離。
折角なので歩く。

店はかなり閉まっているし、人通りも随分少ない。
なんでだろう?と思って気がついたのですが、ちょうど噂のシエスタの時間でした。
ホントにみんな休むんだね!

まぁ、確かに日差しがかなり強くて、仕事なんてやってられないよ!って感じなのかもしれません。

そんな中、汗を流しつつ歩く。
道はまっすぐだったはずなのに、まっすぐ行ってもなかなか着かない。
かなり背が高い建物だから、それ目指せばいいだろう、と思っていたのに目標物が見えてこない。

またか・・と思いつつ、地図を確認。
どうも、途中で刺さっていた斜めの道をまっすぐ来てしまっているらしい。道を修正。

この辺を曲がったあたりかな?
と思い、交差点を右に進むと、



おおおーーーーーーーっ!

思わず声が出た。

目の前にサグラダ・ファミリアが。

うちの壁に貼ってある妻所有のポスターを見て以来、いつかは見に行きたいなぁーと漠然と思い描いていたその形が目の前に。

まず思ったのは「ホントに工事中だ!」ということでした。

それも、今も地道に手作業でコツコツ作ってんスよ、っていう雰囲気ではなく、囲いがしてあったり、クレーンがあったり、かなり本格的(?)な工事だ。

見たい、中が!

と思わず倒置法でひとりごちる。

ところが、これまた長蛇の列。
さらに、近くの地下鉄駅からわさわさと現れる観光客の群れ。
列後方にあったインフォメーションによると、なんと二時間待ち!!!

うーーん。どうしよう。

いやもう外だけでおなかいっぱいです!という気持ちと、いやここまで来たんだから絶対中入る!という気持ちが交錯する。

よし。
じゃあ、まだ時間もあるので、一度駅に行って夜行の予約をしよう。
その後に戻ったら少しは空いているだろうし。

と考え、名残惜しみつつ地下鉄に乗る。

--

サンツ駅はまだたぶん一杯なので、フランサ駅へ。

最寄りの地下鉄駅と直結してるはずなんだけどこれまた見つからない。
この地下鉄駅付近は、なんか海沿いのいい感じの場所で、いかにも今から泳ぎに行くの、って感じの水着ギャルとかもいて、思わずビーチに行ってカクテルでも飲みたくなるが、駅を探す。
これはもう地図もなんもないので、カンで。

汗だくになりつつしばらく歩き回るが、やはり駅らしき建物は見当たらない。

そこに再びおまわりさんが!!

よし、もう聞こう、と思い、近づいてみると、その後ろに「バルセロナ・フランサ駅」って書いてあるじゃないですか!
うわ、もう、サンツみたいなモダン建築かと思ってたよ!(重厚な石造りのいかにもヨーロッパな駅でした)

中に入り、チケットカウンターへ。待っている人はいるみたいだけど、サンツより断然少ない。
こっちきて正解、と思いつつ、受付がひとつ空いたので、「オーラー」(スペイン語のあいさつです)と笑顔で言いつつ近づくと、中の若い女性がなにやら凄い形相で怒りつつスペイン語で叫んでいる。何言ってるのかわからないので困った顔をすると、「NUMBERRRRR!!!!!」と指を突き上げながら怒鳴る。

ナンバー?
ああ、そっか、ここも番号制なのか。

OK、ごめんなさい。と言って番号の紙をマシンから引き抜き、すごすごと引き返す。
濡れた犬のようにいじけて座る。
そんなに怒んなくてもいいのに・・ぶつぶつ・・。

僕以外に待っている人は10人ぐらいいるみたいだ。
おそらくみんな旅行客で、おとなしく待っている。

カウンターはさっきのおっかない女性と、とてもフレンドリーそうな中年の男性の二人のみ。

とはいえ、人数も少ないし、すぐ出番になるだろう、と予想。
あの女のとこに行くのイヤだなー、男性の方に行きたいなー、などと考えていたら、その女があっはっはと笑いながら別の女性と駅から出て行ってしまった!

え?
休憩かなんかですか?みんな待っているんですけど・・・。

あ、ひょっとして、これもシエスタか!?


不満に思うが、周りの人達はそうでもないようで、おとなしく待っている。
一人カウンターに残された男性は外国人達を相手に辛抱強く対応を続けている。

僕もあきらめて悠然と待つ。
怒ったって仕方ない、と思いつつ、思い出すとやはりちょっと頭にくる。

しばらくして、さっきの二人組が帰ってきた。
が、なかなか業務に戻らない。

まったくなんなんだ・・・と思っていたら、自分の番号が呼ばれた。
よかった、男性のほうだ。

気を取り直して「オーラー」と近づくと、にこやかに「オーラー」と返してくれる。

なんていい人なんだ!(←単純)

ホッとしつつ、予約業務。
3つほどあらかじめ調べたルートを提示するも、やはり夜行は全て埋まっているらしい。

ダメかと思いつつ、最後の4つめを見せると、これならどうやら行けるらしい。

ちなみにこんなの。

8/2
12:46 バルセロナ・サンツ発 15:30 セルベール着
16:50 セルベール発     翌3:56 マルハウス・ビル着
4:40 マルハウス・ビル発  5:14 バーゼル着
5:33 バーゼル発      6:26 チューリッヒ着

おそろしいスケジュール。
でももうこれしかない。
予約をお願いする。

と、おじさんが
「最初の列車は予約はいらない。明日サンツ駅に行って、そのまま乗ればいいから。」
え??
「駅に、行って、乗ればいいから!」
ああそうなんですか??
「二番目の電車は予約が必要だが、ここではできない。明日セルベール駅で直接予約して。」
なるほど。了解です。
「三番目と四番目の電車は3ユーロかかる。」
OK、なんかそれは聞いたことあります。

よし、なんとか帰れそうだ。
気分が軽くなる。

おじさんにムッチャグラシアス!とお礼を告げる。
「良い旅を」と言ってニッコリ見送ってくれるおじさん。

いやー、スペインに入ってから駅ではいつもイヤな思いしてきたけど、いい人もいるもんだなーなんて思う。

少しスッキリした。
さっそくサグラダ・ファミリアに戻ることにする。

--

まだまだつづく。
すいません、長くなってしまいました。

近況;
日本帰ってきてから1週間経ちましたが、なかなか時差ぼけが治りません・・・。
明日は「りつを」ライブですよ。
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