猫皮と犬皮。
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兼六園の後、金沢城をざっと散策し、
ひがし茶屋街まで歩く。
こんな感じで風情のある街並。
これが
レストラン自由軒。
お昼ご飯食べました。
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その後、三味線専門店「
三味線の福嶋」へ。
これまたいい感じに古い建物です。
八戸で津軽三味線の生演奏を聞いたり、
高橋竹山のドキュメンタリーを見たりして、是非一度三味線を弾いてみたい(昔ちょっとだけ弾いたことあるのですが)と思っていたら、こちらで三味線体験ができる、というので行ってきました。
1階が店舗、2階が作業場と体験場になってます。
お店に入っても誰も出てこないので、「すみませーん・・・」と声かけると、奥からおかみさんが出て来たので、三味線体験がしたい旨伝えると、あーこちらへどうぞ、と割とビジネスライクに2階へ通される。お茶と和菓子が出てきて、「こちら召し上がったら、あちらに三味線置いてございますので・・。」と言い残して去るおかみさん。ん?食べ終わったらそっちで待ってて、ってことかな?と思い、お菓子+お茶後しばらくそのへんの楽譜らしきものや雑誌などを読んで待つ。
・・・・が、いつまでたってもおかみさんが戻ってくる気配がない。
・・・これはひょっとして、勝手に弾けってこと・・・?
よく見ると、確かに「三味線の弾き方」が書いた紙と「さくらさくら」の譜面が置いてある。
うーーん。弾き方を教えてくれるものだとてっきり思い込んでました・・。
仕方なく自分でやってみる。
持ち方(フォーム)すらよくわからない。三味線が収まらない。
四苦八苦してるところに、おかみさん登場。「どうです?わかりますかー?」なんて。
一応、どの辺を弾けばいいか、とか少しだけ教えてくれた後、ごゆっくりどうぞ、といって去って行き、もう戻ってきませんでした。
なんかひとりで寂しい気分。ろくにまともな音も出ないので、余計惨めな気持ちに。
でもそこは三味線もギターと同じ弦楽器。しばらく弾くと慣れてくる。チューニングが狂ってるので勝手に直す。開放弦を弾きながらスケールをいろいろ探る。
三味線は「さわり」と言って、わざとビイィィンと音がビビるような機構がついています。ギターで言うとナットのとこです。1弦(手前の太い弦)のみそうなっています。あとフレットがないので中間音の表現が多彩。それらの要素を混ぜると独特の「幽玄さ」が醸し出されます。
ひとしきり弾いて、勝手に終わりにする。時間制限があるわけではないのだ。
なんとなく、おかみさんが「時間ですよー」と言いに来てくれると思い込んでしまっているのはなんなんでしょうかね。
300円払って外に出る。つづく。
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