世の中のお父さんお母さんが弾き語りできるよう、コード拾ってみたよ!
男性、女性ヴォーカルがいますので、父母で分担するといいかもですね。
■intro
一応D一発ですが、ここはギターなど弾かずにお子さんと一緒に振りをしましょう。
「ポーウ!!」とか入れると雰囲気でていいです。
■A直前(カモン!って言ってからこれをジャジャーンと弾いてください)
| C#dim7 Ddim7onE | Edim7 Fdim7onE ||
さあみなさん頑張って!!!!
・・・って、できるわけないですよね。
でもよく見てください。基本、dim7 というコードが4つ並んでるだけです。
最初のC#dim7は
x
5 小
3 人
5 薬
4 中
x
こんなコードフォームです。上が1弦ですよ。(1、6弦はミュートです)
次のDdim7onEは、それを1フレット隣に移動して、6弦開放ごと鳴らしてください。
x
6
4
6
5
0
その後2つも同じ感じです。
最悪、難しかったらE7一発でもいいです!
■A(ラップ)
| C#m7 F#/C# | % | % | % | C#m | % | % | % ||
ここは
9
9
9
9
9
9
と
9
11
11
11
9
9
を4小節繰り返したあと、C#mをジャンジャン、って鳴らすのを4回です。
前半の繰り返し部分は上のコードを参考に適当にそれっぽく弾けばOK。
人差し指で9フレット全部押さえて、薬指をバタバタする感じです。
問題はラップだ!
今時の子供ならこのラップは余裕だと思いますが、親世代には厳しい!
まず、歌詞を先にしっかり覚えます。
次に、何度も聞いてリズムを覚えます。
最後に、できれば音程を合わせます。(ラップにおいて、音程は実はとても重要です)
物まねするのがお勧めです。できたらカッコいい!
■B(お寺の~)
| C#sus7 | % | DM13 | % | Bm7 | % | C#sus7 | % | Bm7 | % | C#sus | % | % | E G/A ||
さあ、そろそろ嫌になって来ましたか?
ちょっと難しい感じのコードが並んでますが、このセクションの和風フレイバーを出すのに必要です。
最初、C#sus7
9
9
11
9
11
9
次、DM13
x
12
11
11
x
10
いや、これは無理か?
難しかったら思いきってただのDでもOK!(逆にできる人は、DM7#11がお勧め!)
最後のG/Aは
x
3
4
5
x
5
です。6弦弾かないで、5弦開放でも。これも難しかったらAsusとかでもいいです。
次のDに行くためのコードです。
■サビふたたび
| D | % | % | % | D | % | E | % | G | % | A | % | D | % ||
これは簡単ですよね。
--
以下分析。
まずですね、「妖怪」ということで、「おどろおどろしさ」と「和風」がキーワードになっています。
具体的には、最初のAメロ入る直前の鬼ディミニッシュ部(実はあそこあんまり自信ないんですけど)、とBメロの演歌的なメロディですね。
ただ子供向けですから、サビはとにかくキャッチーに。「ゲラゲラポー」を思いついた時点で勝ったも同然です。違和感って大事です。
あと、これはいろんなところで言われているみたいですが、明らかに「BBクイーンズ」を意識してますね。
妖怪ウォッチ自体がそうですが、過去のオイシイ部分を研究して詰め込んで作っているわけです。歌もまたしかり。
名前も「キング・クリームソーダ」ですし。
編成も女性ヴォーカル+男性ブルースヴォーカル、まで一緒。(+ラッパーが入るところが今っぽいですね)
見るとかなり意識してるなーって思いますね。
このサビのわけわかんない感じとかね。
で、思うのはブルースってすげえな、ってことです。
「ゲラゲラポー」のメロディですが、ばっちりブルーノートです。西洋和声の範疇からちょっとだけはみ出してるんですよ。
テーマが深すぎてまだ私もわからないのですが、ブルースの持つ底なしの引力みたいなものを使う/使わない、という選択肢を意識するか、しないか、は今とても重要な気がしています。
「ゲラゲラポーのうた」はそれを意識して使っていて、それがこれだけの伝播力を持つという、1つのいい例ですね。